【科学】ダイヤモンドの中から「新種の鉱物」が発見か!?


南アフリカのダイヤモンド鉱山地帯の地下170kmの位置から発掘されたダイヤモンドの中に、新種の鉱物が発見されました。

 

ニオブ(Nb)、カリウム(K)、ランタン(La)、セリウム(Ce)で構成される。

Goldschmidtite, (K,REE,Sr)(Nb,Cr)O3: A new perovskite supergroup mineral found in diamond from Koffiefontein, South Africa | American Mineralogist | GeoScienceWorld
https://pubs.geoscienceworld.org/msa/ammin/article-abstract/104/9/1345/573334/goldschmidtite-k-ree-sr-nb-cr-o3-a-new-perovskite

U of A student discovers unusual new mineral inside a diamond
https://www.folio.ca/u-of-a-student-discovers-unusual-new-mineral-inside-a-diamond/

 

コフィーフォンテインパイプと呼ばれる南アフリカのダイヤモンド鉱山地帯で発掘されたダイヤモンドの中から、新種の鉱物が発見されました。この新種の鉱物は、近代の地球化学・結晶化学を創始したといわれる鉱物学者ヴィクトール・モーリッツ・ゴルトシュミットにちなんで「ゴルトシュミッタイト」と名付けられています。ゴルトシュミッタイトは立方晶の構造を持ち、その外観は不透明な濃い緑色。


By Nicole Meyer/University of Alberta

ゴルトシュミッタイトの最大の特徴は、その構成物質です。ゴルトシュミッタイトはニオブやカリウム、希土類元素のランタンやセリウムなどで構成されており、論文上では(K,REE,Sr)(Nb,Cr)O₃という化学式で表されています。ダイヤモンドが発掘されたマントルの構成物質はほとんどがマグネシウムや鉄であるため、それ以外の物質で構成されているゴルドシュミッタイトがマントルの中で発見されたことは非常に珍しいことだそうです。なお、研究チームによるとマントル中の珍しい成分が集まり、ゴルドシュミッタイトを形成するという例外的なプロセスが生じたとみられています。

 

研究グループは「ゴルトシュミッタイトはダイヤモンド内に入り込んだ異物としてはかなり珍しい物質」だと述べており、「地中奥底で人間の目に触れることのないマントル中の動きを解析することに役立つものです」と語っています。

発見者であるカナダのアルバータ大学の大学院生ニコール・メイヤーさんは、「新種の鉱物を見つける作業は単独では行えないものです」と述べており、自身の指導を務めたアルバータ大学のグラハム・ピアソン教授、トーマス・スタチェル教授、アンドリュー・ロコック氏と本研究の共著者であるノースウェスタン大学の学生一同に感謝のコメントを寄せています。

 


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